東海愛知新聞バックナンバー

 5月16日【日】

読書で“東海道八十次”

岡崎 りぶらで新企画スタート

自分が読んだ本の数を東海道五十三次の宿場や岡崎の二十七曲りの角に照らし合わせて楽しむ「りぶら読書マラソン東海道八十次」が15日、岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)で始まった。(竹内雅紀)

今年は国民読書年で、読書推進の一環にと、りぶらサポータークラブが企画。本を1冊読み切るたびに歩を進め、80冊を読破するとゴールするように設定した。東海道八十次は、五十三次と二十七曲りを足した造語。東京・日本橋をスタートし、岡崎宿到達後は二十七曲りを経由して、本来の東海道に戻るコース。A4サイズのシートの表面に地図が掲載され、裏面に書籍名や読み終わった日を記入する欄がある。

りぶら内の市立中央図書館1、2階と子ども図書室のカウンターでシートを配布。80冊読んだ人は、記入したシートを市民活動センターに持参すれば、絵はがきや缶バッジがプレゼントされる。期間は無期限だが、漫画を1冊にカウントするのは不可。

同クラブの戸松恵美事務局長は「数の多さや速さを競うものではなく、自分のペースで読んでもらいたい。自分が東海道の中でどこにいるのかを楽しむことで、本に親しみを持ってもらえるのでは。読書の記録にもなる」と話している。

この日は、「歴史ブームだし、面白い企画だね」と言ってシートを手に取るお年寄りや、「学校で活用したい」と興味を示す学校関係者などがいた。


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