自然科学研究機構・分子科学研究所は、岡崎市明大寺町の研究棟1階に「展示室」を整備、5月19日にオープンする。難解な研究内容を、体験型の展示で生徒や市民にも分かりやすく紹介。最新の研究成果もパネルで説明する。(大津一夫)
同研究所では初めての施設で、広さは約40平方メートル。
原子のスペクトル、エックス線構造解析の原理、パルス光による分子運動の研究法の原理、太陽電池発電の実験―など、7つの展示物を用意。同研究所が世界に誇る極端紫外光研究施設の60分の1の模型、920核磁気共鳴装置の内部構造模型なども設置する。同研究所では「気軽に見学してほしい」と呼びかけている。
見学は無料。見学時間は、5人以上の場合は月〜金曜日の午前10時から午後4時まで。5人以下は毎月第1、第3火曜日の午後1時30分から4時まで。
原則として事前の申し込みが必要で、問い合わせは同研究所広報室(55―7262)へ。