学問の神様・菅原道真を祭神とする岡崎市岩津町の岩津天満宮で9日、学業成就を願掛けする進学祈願大祭が始まった。本格的な受験シーズンを控え、県外からも受験生やその父兄らが足を運び、境内はにぎわっていた。

拝殿で祈祷(きとう)を済ませた受験生らは、自らの願いを書き込んだ絵馬を絵馬掛けに取り付けた。「志望校に合格できますように」「就職氷河期を乗り越えられますように」などと高校、大学受験や就職、資格試験の合格を祈る絵馬が多い中、「岡崎市民駅伝区間賞」や「待っていろ！　甲子園」と書かれた絵馬もあった。受験生の代わりに訪れた父兄らは、掛けたばかりの絵馬を証拠にと携帯電話のカメラに収めていた。

また、境内に2体ある縁起物「撫(な)で牛」に触って、ご利益を得ようとする人の姿も多く見られた。

同祭は、10,11,16,17,23日も行われる。（竹内雅紀）