東海愛知新聞バックナンバー

 11月25日【水】

「就職塾」に学生46人

岡崎商議所
心構えや面接マナー学ぶ

就職活動で自己PRする能力を養う「学生のための地元就職塾」(岡崎商工会議所岡崎大学懇話会、岡崎市雇用対策協議会主催)が始まった。市内での就職を希望している大学3年生と短大1年生に参加を呼びかけ、県内外の国公立・私立大学と短大19校の男女46人の応募があった。

松坂屋岡崎店6階のコミュニティサテライトオフィスで21日、「企業採用教育コンサルタント」の菅沼義一さんを“塾長”に迎えて第1回が行われ、33人が出席した。

初回のこの日は、就職に対する心構えを学ぶガイダンスと、製造業や食品販売業など市内5企業の人事担当者を招いたパネルディスカッション。ガイダンスでは、菅沼さんが「仕事をこなす能力とは問題を解決する能力。仕事を含め、人生は問題解決の連続」と力説した。

「教えて! 企業のホンネ」と題したパネルディスカッションでは、パネリストの人事担当者が、求めている人物像を発表。質疑応答では「面接では何を見ているか」と質問した男子学生に対し、「面接で構えるのではなく、その前からの振る舞いを大切にしてほしい」とアドバイスした。

一方で、企業展の会場で多く見られる友人同士の来場について、ある人事担当者からは「就職活動は友人とするものではない。会場では、企業ブースの席に着く前からちゃんと見ている」との厳しい言葉も飛び出した。

塾は来年1月16日まで計4回開かれる。


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