岡崎市内の子どもたちの造形作品を一堂に集めて展示する「第46回造形おかざきっ子展」(市現職研修委員会図工・美術部主催)が24日、同市岡町のおかざき世界子ども美術博物館広場で始まった。きょう25日まで。
毎年県内外から多くの参観者が訪れる同展には、愛教大附属の3校と岡崎聾学校を含む市内の小中学校73校と幼稚園3園の児童・生徒ら計約3万4、000人が出品。今年のテーマ「みんなのカタチ大集合」に沿った、カラフルでさまざまな形の立体作品が並んでいる。
北中3年生は、「myfavoritespace」と題した立体感あふれる作品を制作。窓越しに見える自分の部屋や店など木枠の中の身近な景色には、奥行き感があり、吸い込まれそうな演出が施されている。六ツ美中部小6年生は総合学習で学んだ古代エジプトの象形文字「ヒエログリフ」を使用、羽根小3年生は不要になった靴を加工、今年で最後の参加になる千万町小は自然の木をそのまま利用―などそれぞれが工夫を凝らしている。
この日は、朝早くから多くの家族連れが訪れ、保護者が我が子の力作を写真に収めるなどして「上手に作ったね」と褒めていた。
午前9時〜午後5時。会場内には、親子で楽しめる造形コーナーもある。