“ドクタージャズ”こと内田修さんに歌唱力を認められた岡崎市稲熊町在住のジャズボーカリスト、今岡友美さんが今月21日、ファーストアルバムを発売し、メジャーデビューすることが決まった。約10年間のライブ活動を続けてきた今岡さんは「念願が現実になったことが何よりうれしい」と喜びを語っている。
タイトルは「Dear」。これまで応援してくれたファンに「親愛なる」、初めて聴く人に「拝啓」の意味を込めた。
収録曲は12曲。レコーディングは3月末、千葉県松戸市のスタジオで行われた。知人を通じて知り合ったジャズドラマー、森山威男さんら多彩なプレーヤーが参加した。
今岡さんは20代後半から本格的な活動を始めたが、当時はセリーヌ・ディオンやホイットニー・ヒューストンらのポップス曲が中心だった。そんな中、ライブに足を運んだ内田さんに勧められ、ジャズボーカリストに転向。内田さんの「頑張らなくていいから、自分らしく楽しみなさい」という言葉を胸に、精力的なライブ活動に励んできた。
「本物に近づくように歌うのがポップスだとしたら、歌い手のその時の気持ちを自由に表現するのがジャズだと思います」と今岡さん。メジャーデビューに当たり、「誰よりもまずは、自分が生まれ育った岡崎市の皆さんに応援してもらいたい」と力を込める。
アルバムは2,800円。インターネットによる通信販売をはじめ、店頭販売も予定されている。
来月6日には、今岡さんを支援してきた「ブルー・ウェーブ・ジャズ・フォーラム」(BWJF)主催のCD発売記念ライブが市図書館交流プラザ(りぶら)で開かれる。同15日午後2時からイオンモール岡崎でもライブを開く。
問い合わせはBWJFの柴田剛太郎代表(090―9916―5174)へ。