東海愛知新聞バックナンバー

 10月6日【火】
岡崎

■研究成果や装置を公開

17日 分子科研で多彩なイベント

岡崎市明大寺町の自然科学研究機構は17日、研究所の一般公開を行う。同機構の生理学基礎生物学分子科学の3研究所が持ち回りで年に1度、最先端の研究内容を市民に公開する機会。今年は分子科学研究所が多彩な体験イベントなどを企画している。

メーン会場となる岡崎コンファレンスセンターでは、電磁波を利用してカラフルな万華鏡を作る「施光万華鏡 施光性と円2色性とは?」や、物質を構成する分子をパソコンで動かす「PC上で分子を動かす、計算する」など、25のイベントがある。

また午後1時30分から、ユニークな自由研究を提出した市内の小中学生に、3研究所が合同で「未来の科学者賞」を贈る表彰式があるほか、中村宏樹・同研究所長と共同通信編集委員兼論説委員の辻村達哉さんによるシンポジウムが開かれる。

新設された山手キャンパスでは、60個の炭素原子で形成されるサッカーボール状の分子「フラーレン」の模型を作る「サッカーボールを組み立てる」、水道水やミネラルウオーターが含むカルシウムなどを計測して比較する「身近な飲み物の硬度を測定しよう」など。

同機構のメーンキャンパスである明大寺キャンパスでは、電子を光速で回転させて、本来、地上に存在しないシンクロトロン光を作り出す周囲53.2メートルの装置「UVSOR」を公開する。公開時間は午前9時30分から午後5時まで(入場は4時まで)。


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