岡崎市上里1の写真家、井土英世志さん(59)の作品が、阪神淡路大震災からの復興を機に始まった神戸市の芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ2009アーティスティックフォト・コンペティション」で、優秀賞(4位)を受賞した。
井土さんが出品したのは「視線」と題した3枚の作品。昨年、個展のためにニューヨークへ渡った際に訪れたユニオンスクエア、ブロードウェイ、ミュージックホール「ラジオシティ」で撮影した。
作品は街を歩く人たちがショーウィンドウなどに映り込んだ風景を左右対称になるように撮影した。
芸術写真部門のコンペには全国から548点の応募があり、このうち73点が1次審査を通過。2次審査で13点が入賞した。井土さんは「撮影するだけでなく、撮影した作品の意味を人に見てもらおうと応募しました」と喜びを語っている。