太田油脂(本社岡崎市福岡町、太田健介社長)はこのほど、カナダ・プリンスエドワード島の農家と「非遺伝子組み換え菜種」の栽培契約を結んだ。生産者から流通までが分かるトレーサビリティーを追求する同社がエゴマ、ヒジキに続き一貫管理生産体制の強化の一環として、昨年から話を進めてきた。
プリンスエドワード島は、モンゴメリの小説「赤毛のアン」の舞台として知られる。別名「花の島」とも呼ばれ、美しい田園風景が広がる。
菜種の確保が難しくなる中、同社では現地の農家14戸と契約を結び、長期的に安定確保ができるようになる。
同社では、生産者の顔が見える安全、安心な原料を使った製品づくりを目指し、今後も現地で契約農家を増やしていきたいという。