トヨタ生協メグリア本店(豊田市山之手8)内の持ち帰り寿す司し店「花由(はなよし)」に勤める寿司職人の増田祐次郎さん(35)=岡崎市坂左右町=が、米・カリフォルニア州で先月19日に開かれたアボカドフェスティバルフードコンテストで優勝した。増田さんは過去3年間、コンテストにアボカドを使った創作寿司を出品して優勝。今大会で四連覇を達成した。
プロ、アマの料理人が参戦したコンテストが開かれたのは、ロサンゼルスから南へ約170キロのアボカドの産地・フォールブルック。増田さんは4年前、知人の勧めでコンテストに初参戦し、アボカドに生ハムを組み合わせた握り寿司と、アボカドの手毬(まり)寿司で初優勝を飾った。
今大会の出品作は「寿司のスイーツ」と命名した。サーモン、マグロ、タイに、すり潰したり刻んだりしたアボカドを組み合わせた押し寿司や握り寿司で、色のコントラストを強調。果物のように華やかな見た目に仕上げ、現地の女性審査員らをうならせた。
「他の多彩な創作料理に勝る評価を受けたことが、本当にうれしい」と増田さん。コンテストの規模はまだ小さいが、「負けるまで出場します。(優勝し続けることが)ヨーロッパやアジアからもたくさんの挑戦者が出てくるきっかけになれば」と、意欲を見せている。
きっかけは「カリフォルニア・ロール」
「アイデア尽きません」