出会いの駅おかざき推進協議会(志賀為宏会長)の平成21年度総会が28日、岡崎市シビックセンターで開かれた。同協議会は、JR岡崎駅周辺の事業所と住民がスクラムを組み、急速に都市化が進む同地区の街づくりを考えようと、昨年12月に発足。初めての総会では、行政、岡崎商工会議所とも連携しながら、魅力ある街づくりを進めることを確認した。
会員と来賓、市、商議所職員ら合わせて約70人が出席。志賀会長は「岡崎駅周辺は都市化への変化が著しい。お年寄り、子どもたちが安心して歩ける街を目指し、行動していきたい」とあいさつした。
来賓の加藤邦彦副市長は「平成8年からの岡崎駅東土地区画整理事業で、都市基盤整備が進んでいる。今後も連携を強化して、防犯対策など新たな課題に取り組んでいきたい」と述べた。
このあと新年度予算案、事業計画などを審議した。
区画整理事業に伴い同駅周辺では、大型店や金融機関、ホテル、マンションなどが相次いで進出。地域の対応が急がれる中で、課題解決に向けた意見を集約する受け皿として、同協議会が設立された。
今後は「次世代に誇りをもって残せる街づくり」を目指して、統一感のあるポケットパークや歩道のベンチ、街路樹、照明の景観デザイン、空き店舗や歓楽街対策などを検討。行政、商議所などとの共同事業、イベントも計画していきたいとしている。