岡崎の上地八幡宮（大須賀久人宮司）で10日、恒例の「桜まつり」が始まった。20日まで。
境内に咲く薄緑色の「うこん桜」は九分咲き。桜を見ながら、京都宇治の抹茶とオリジナルの桜まんじゅうを500円で楽しめる。
うこん桜は、花の色が薄緑色からピンクに変わる珍しい桜で、市の観光カレンダーにも掲載されている。別名「美人桜」と呼ばれ、昭和22（1947）年に境内に移植された。樹齢は約300年という。大須賀宮司によると、「今年は薄緑というよりも淡い黄色」。
まつり初日のこの日は、主婦や高齢者らが花見に訪れ、花に顔を近づけたり、立ち止まって見とれたり。「色の変化を楽しめる桜。毎日来られる方もけっこういます」と大須賀宮司。例年約8千人が訪れるという。
夜はライトアップ（午後8時まで）。11、12日には特別奉納舞「浦安舞」がある。