東海愛知新聞バックナンバー

 4月9日【木】
藤川地区整備事業

国1沿いに「道の駅」

岡崎市が基本計画を発表

岡崎市は8日、市の東部に位置する藤川地区の整備事業基本計画を発表した。名鉄藤川駅北側の国道1号沿いに道の駅「(仮称)道の駅・藤川宿」と、市東部地域交流センターを一体的に整備する。国から受ける補助金「まちづくり交付金」約9億円を含め、道の駅を除く市の総事業費は約50億円。

国道1号沿いの道の駅の建設は県内では初めて。藤川町は旧東海道37番目の宿場町だった。「藤川宿」では、敷地面積約1ヘクタールに鉄筋コンクリート2階建ての道の駅を建設するほか、乗用車や大型車106台などが止められる駐車場を整備する。

道の駅の事業費は国土交通省が負担するが、市では約7億円を投じて農林産物直売所や道路情報案内所、観光案内所、軽食コーナー、休憩室を兼ねた展示スペースを設けた地域振興施設を駅内に整備する。

交流センターも一体で

東部地域交流センターは、市内3カ所にある他の地域交流センターに比べ最大のプレイルーム(121平方メートル)をはじめ、活動室5室、約200人を収容する多目的ホール、ギャラリーなどが入る。事業費は約17億円。

周辺では約26億円で市道、河川、踏切の統廃合などの基盤整備を行う。

一体的な整備による全体の敷地は約2ヘクタール。市はこのうち、今年度中に約1.2ヘクタールの用地取得を目指すとともに実施設計を進め、来年度に造成、建設に着手。平成24年度のオープンを予定している。


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