「春の交通安全運動」が6日から15日までの10日間、全国一斉に実施される。毎年この時期は、新しい職場、学校など不慣れな環境の中で交通事故が多発する傾向にある。昨年、岡崎署管内(岡崎市、幸田町)では交通事故死者数が9人と過去最少を記録したが、今年は3月末で既に5人と県内でも最悪のペースで推移。同署は、取り締まりの強化と事故多発交差点での注意喚起を徹底する。
期間中は、警察と自治体、地域が協力。
―の4点を重点事項として、意識高揚と交通マナーの向上に努め、事故防止に取り組む。
主な行事は次の通り。
運動スタートを前にした3日、岡崎市常磐保育園で、チャイルドシート使用徹底モデル園委嘱式が行われた。委嘱式には、入園式を終えた園児と保護者ら約180人が出席。同署交通課の安藤孝三警部補から父母の会の会長、新留有美さんに委嘱状が渡された。
安藤警部補は「昨年、管内では2,744件もの人身事故が発生しました。決して人ごとではない。お子さんの大切な命を守るため積極的にチャイルドシートを使用してください」と呼びかけた。同園は1年間、交通安全教室などを開いてチャイルドシート使用100%を目指す。
6歳未満児のチャイルドシート使用が義務付けられた平成12年4月以降、同署は毎年、管内で1園を選んで委嘱。今年は初めて幸田町でも委嘱式(菱池保育園、4日)を行う。