岡崎市はきょう1日から、高齢者の運転免許証の自主返納を支援する。対象は市内の65歳以上の人。岡崎署で返納した後、同市安全安心課で名鉄バス、名鉄電車、名古屋市営地下鉄に利用できる名鉄SFパノラマカード(1,000円分)や夜間反射材を渡す。希望者には身分証明用の住民基本台帳カードを無料交付する。
身体能力や反射神経の低下で運転不安がある人の事故を未然に防ぐのが目的。免許証の自主返納はこれまでも同署で受け付けてきたが、同署管内(岡崎市、幸田町)で昨年、免許証を返納したのは1人だった。
昨年1年間の同署管内の負傷者は3,403人。うち65歳以上は392人だった。運転免許証の保有者は昨年12月28日現在、25万5,713人で、うち65歳以上は約13%。95歳から99歳が7人いる。
県内の自治体で自主返納を支援するのは豊橋、碧南の両市に次いで3番目。