岡崎署から今年度のチャイルドシート使用徹底モデル園に指定されている岡崎市豊富保育園の駐車場で18日、実態調査が行われた。
　署員2人と市職員3人が、保護者の車をチェック。子どものシートベルトを締めていなかった保護者にはイエローカードを渡した。中には、祖父が運転するチャイルドシートのない車も。署員が「子どもの命を守るのは、父母や祖父母です。必ずシートベルトをしてやってください」と注意を促した。
　同園では112人の園児のほとんどが、保護者の車で通園している。この日の調査では、ベルトの非着用が3台、無シートが8台。
　署員は「せっかくシートベルトをしていても、ベルトの位置が不適切だったり、シートの取り付けが不完全だったりするものがありました。安全確保のために正確に使ってほしい」と話していた。
　同園ではモデル園指定をきっかけに、父母の会「きらりんこクラブ」のお母さんたちが、「ゼロ」の付く日に正門前に立ってチャイルドシート使用を呼びかけている。
　酒井静代園長は「園児のベルト着用は十分とはいえず、きょうの結果を保護者に知らせて徹底していきたい」と語った。