万華鏡はアートだ!
おかざき子ども美博
国内外の作家から70点 初公開の大型作品も
岡崎市岡町、おかざき世界子ども美術博物館で14日、「ミラクルワールド万華鏡パート3」が始まった。アートとしての万華鏡を楽しんでもらおうという企画展で、国内外の作家47人の約70点を展示。中には日本では初公開の作品もあり、昔ながらの箱の中をのぞくものから、ハイテクを駆使したものまで、現代アートとしての万華鏡が並ぶ。
万華鏡は1816年、スコットランドの物理学者、デヴィッド・ブリュスター博士が発明。その3年後には江戸時代の日本にも紹介された。子ども向けのおもちゃとして人気を集めていたが、20年ほど前からはステンドグラス作家らを中心に“アート”として見直され、形もアイデアもさまざまな作品が作られるようになった。
平成12年、15年に続く今回は、海外14人(組)、国内33人(組)の作品を展示。
コンピューターとテレビ画面を組み合わせた米国の作家の大型12面体万華鏡は、国内では初公開。国際万華鏡協会の展示会に出品された作品や、万華鏡の基本的な部品も紹介されている。
会場には家族連れが訪れ、子どもと一緒に万華鏡の窓をのぞき、夢中になる保護者もいた。
9月17日まで。入場料は大人300円、小中学生100円。ただし市内の小中学生、障害者手帳所有者は無料。
期間中、15日は園田高明さんと小野泰蔵さん、8月11日と19日にはヤマザキミノリさんを講師に、親子ワークショップ「不思議のぞき箱にチャレンジしよう」が開かれる。材料費として800円が必要。いずれも午前11時からと午後2時からの2回。定員は各30人。当日、先着順で受け付ける。