悲願の初出場決まる
岡崎井田ジュニアソフトボール全国大会へ
運も味方し保護者も感激
岡崎市の井田ジュニアクラブ(大原広光代表)が、第21回全日本小学生男子ソフトボール大会(財団法人日本ソフトボール協会主催)に県代表として出場する。平成2年に結成して以来、17年目の悲願の初出場。選手はもちろん、保護者も喜びに沸いている。大会は8月4日から7日まで山口県下関市で開催。「まず初戦に勝ち、3回戦進出を目標に頑張りたい」という。同大会には岡崎ジュニアクラブも二年連続、4回目の出場が決まっている。
井田ジュニアには井田と広幡、愛知教育大学附属岡崎の3小学校の2年生から6年生まで37人が所属。正月3が日を除き毎週土曜日と日曜日に井田小学校グラウンドで休まず練習を続け、夏休みには合宿、冬にはスキーなどで親睦を深めている。
5月に豊橋市内で開かれた県大会には16チームが参加。決勝戦は、井田ジュニアと岡崎ジュニアの岡崎勢同士の戦いになり、4―0で岡崎ジュニアが優勝した。
全国大会は都道府県の優勝チームが出場することになっているが、辞退チームがあり、予選参加チームが多かった愛知県から準優勝の井田ジュニアに出場権が回ってきた。「念願の全国大会に出場できる」。子どもたちと練習に汗を流してきた保護者とコーチらは、涙を流して喜んだという。
県大会への出場を決める西三河大会でも、6位だったが、“特別枠”で選ばれ「今年は運も味方した」。
全国大会には羽賀勝監督と、控え選手を含め五、6年生の20人が出場する。
今年のチームについて代表の大原さんは「春先までいまひとつ調子が出なかったが、西三河大会のころから上向いてきた」と振り返り、「打率7割という強打者がいる一方、ピッチャーも好投を続け、今年は投打にバランスのとれたチーム」と評価する。
「ソフトボールが好きな父親やコーチらの呼びかけで始めた素人集団。夢がかない感激です、晴れ舞台を前に子どもたちより、保護者の方が緊張しています」と話している。
井田ジュニアの選手と保護者は、8月2日夜にバスで出発。3日に開会式に参加し、四日からの試合に臨む。
なお、井田ジュニアは岡崎ジュニアとともに、8月10日から12日まで静岡県藤枝市で開かれる第51回中日本総合男子ソフトボール選手権大会(中日本ソフトボール連合、朝日新聞社主催)にも出場。岡崎ジュニアは昨年の同大会で優勝している。