少子高齢化など視野に
岡崎市が新たな総合計画策定へ
きょうから審議会
岡崎市の第6次総合計画策定に向けた本格的な動きとして、同市はきょう5日、岡崎商工会議所、医師会、大学教授、公募市民ら20人で構成する市総合計画審議会を発足させる。審議会は来年6月30日までの全8回で、策定に向けて計画内容を審議していく。
平成12年に10カ年計画で第5次総合計画が策定されたが、3年後の15年に中核市に移行したことで、中核市としての教育、廃棄物、保健所、医療などの役割を担うのが困難になった。加えて昨年1月に旧額田町と合併したため、合併協議会で策定した新市建設計画と、第5次総合計画が並行した状態となっている。
市総合計画審議会では、第5次総合計画と新市建設計画(10カ年)を1本化し、市が第6次総合計画として策定する。市によると、審議会の焦点になるとみられるのは「環境負荷の少ない都市整備」と「まちづくり」。少子高齢社会を視野に入れた市東部・西部の駅周辺の交通機関などを充実させ、車を使わない鉄道の利用促進や、交通弱者の高齢者への対応―などが話し合われる。
第1回の審議会では、委員の中から会長が選出される。審議会は年内に第2回(10月上旬)と第3回(12月中旬)が予定されている。