上手に伸ばし味も上々
愛教大附属養護学校
職人さん招き手打ちうどん作り
岡崎の愛知教育大学附属養護学校で27日、専門の職人を招いて高等部の生徒20人が「うどん作り」を楽しんだ。
高等部1、2年生は毎年この時期、同校くすのきホームで集団生活をする宿泊体験を行なっている。これまで商店街で食材を買い、自分たちで調理していたが、今年は学校近くの稲熊町でうどん店「野風増」を経営する鈴木由夫さん(48)を講師に招き、本格的な「手打ちうどん」を作ることにした。
生徒たちはグループに分かれて、こねたうどん粉を調理台へ。めん棒を手にし、打ち粉を加えながら押さえつけるように丸い形に伸ばしていった。中には四角になったグループもあり、あちこちで歓声が上がった。
2年生の男子生徒は「手ざわりが柔らかくて気持ちいい。うまく伸ばして、おいしいうどんが食べたい」と張り切った。鈴木さんは「子どもたちを指導したのは初めてですが、私も楽しんでいます。生徒たちの笑顔がうれしい」と目を細めていた。
この日は教員を目指す愛知教育大学の学生20人も参加。生徒たちの作業を手伝い、できあがったしょう油味のうどんを全員で味わった。