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東海愛知新聞

岡崎市

「地域の安全」話し合う

六名小児童・保護者・住民集まり

 岡崎市六名小学校で19日、「安全・安心について」をテーマに児童と保護者、地域の人たちが参加して地域懇談会が開かれた。
 地域懇談会は、同校と学区社会教育委員会、同校父母教師会が主催し、学区の課題についてひざを突き合わせて話し合おうと平成11年度から始まった。9回目の今年は、今年1月にパトルール隊(天野正彦隊長)が発足したこともあり、安全、安心について話し合うことにした。
 全校児童約700人と、保護者、学区内の総代、交通指導員、社会教育委員、民生委員らが参加。23の通学団別に教室や図書室などに集まった。
 最初に各教室などのテレビ画面を通じて、パトロール隊長の天野さんが「みんなで学区内の安全、安心について話し合いましょう」と呼びかけた。続いて子どもたちが登校や下校のときに危険と感じたことを発表。歩道を示す白い線が、道路の片側にしかないと指摘があり、「登校のときは上級生と一緒だが、下校のときは学年別で、少し不安になることがある」「公園の近くに暗いところがあり、怖く感じる」などの意見が出された。
 これに対し、保護者が地図で危険だと思われる場所を示したり、教師がホイッスルの使い方を教えたりした。不審者を見たり危険を感じたりしたときに駆け込む「こども110番」の場所も説明した。
 また教師が紙芝居を使ってクイズを出し、家庭での安全な過ごし方について勉強した。
 2年生と5年生の子どもが在学しているという保護者は「家庭で子どもとこうした話をしたことはめったにありません。貴重な体験でした」と話していた。  

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