愛鳥活動で環境大臣賞
親子探鳥会や新聞も発行
岡崎市宮崎小
30年以上にわたり愛鳥活動に取り組んでいる岡崎市宮崎小学校がさきごろ、瀬戸市で開かれた第61回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」の席上、野生生物保護功労者として環境大臣賞の表彰を受けた。
同校は額田地区にある児童数29人の小規模校。昭和49(1974)年から愛鳥活動に取り組んできた。当初は愛鳥クラブを結成して活動してきたが、近年は児童数の減少もあり、児童会のみどり委員会を中心に全児童が活動している。
カラ類用の巣箱の設置と利用状況の調査研究による保護活動や、イワツバメの営巣のため池を作り田んぼの土を入れるなど環境整備。また、春と秋の親子ふれあい探鳥会の開催やホームページの開設、愛鳥新聞の発行など愛鳥思想の啓発活動に取り組んだことが評価された。
みどり委員会の6年生、宇野紘己君は「イワツバメの巣の中から子ツバメが顔を出して鳴いているのを見たときは感動しました」と目を輝かせた。同五年生の梅村実来さんは「親子探鳥会でお母さんの見つけた鳥がサンコウチョウという名前と分かったときは、うれしかった」と話した。
委員長で六年生の平松志歩さんは「これからもイワツバメが来てくれるような環境を作ってほしい」と後輩への思いを話した。