「土地の記憶」写真で比較
岡崎市図書館交流プラザ
工事現場の囲いに掲示
岡崎市康生地区で工事が進められている(仮称)岡崎市図書館交流プラザの仮囲いに、同地区の変遷をたどる3枚の写真が飾られている。 1枚は昭和38(1963)年に撮影された連尺小学校。校舎は昭和41年、体育館は城北会館として平成16年まで使われた。もう1枚は、昭和43年撮影のスポーツガーデン。夏は流水プール、冬はアイススケート、シーズンオフはモーターボート遊びを楽しむことができた。そして、平成20年秋に開館予定の図書館交流プラザの完成予想パースが並べられている。 これらの写真は、同プラザ内の歴史資料展示室「岡崎むかし館」で、「土地の記憶」をテーマに展示する写真のひな形となるもので、昔の写真から場所を特定し、現在と比較する形で市内各地域を紹介する。
市では昭和10〜40年代の風景や町並みなどを写した写真の募集を始めており、これまでに約100点が集まっている。伝馬や康生などの中心地、矢作橋や日名橋など西部、現在の北斗台入り口付近など北部の写真が多く、六ツ美や福岡などの南部、額田地域など東部が少ないことから、市では「各地域の伝承や祭り、父母や祖父母の子どもの頃の暮らしなど全市域を紹介したい」と協力を呼びかけている。集まった写真は市職員が6月から場所の特定作業に入る。
応募は、任意の用紙に
を書いて写真の裏にはり、〒444―8601 岡崎市役所康生地区拠点開設準備室に直接、または郵送する。6月29日消印有効。