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東海愛知新聞

寄贈の書を本に

友好の証し

中国・呼和浩特市
8月に所蔵作品展
岡崎総合書道会が編集
現地を訪れ贈呈へ
市美術館

 岡崎市の友好都市、中国内蒙古自治区の呼和浩特(フフホト)市と書を通じて交流を続けている岡崎総合書道会(牧野緑川会長)は、友好都市提携20周年と同会の創立30周年を記念して、同会常任理事の堀尾勝彦さん(70)を中心に、これまで寄贈された書作品67点を本にまとめる作業を進めている。また8月には岡崎市美術館で展示会を開き、初めて市民に公開。展示会のあと同会のメンバーが現地を訪問し、本を寄贈する。

 両市の交流は昭和60(1985)年、呼和浩特市からアジアロバが寄贈されたことから始まった。翌61年、当時の賈才市長が来岡。この時、著名な書家でもある賈才市長の要望により、同書道会のメンバーが市役所で書を交換した。

 62年には岡崎市の使節団が呼和浩特市を訪問し、友好都市提携に調印。堀尾さんを団長に同会からも一行が訪れた。その後も同会は、5年ごとに現地に行っている。
 書の盛んな呼和浩特市には、書家の集まりの書画院があり、書作する場所や展示スペース、表装もできる専用の施設まである。堀尾さんによると、現地を訪問すると必ず書の交換が行われるという。

 これまで呼和浩特市の書家から寄贈された作品は、市美術館が所蔵。中には総合書道会の15周年を祝って贈られた作品もある。
 本にする作業は先月から始まった。1点ずつ写真に撮り、書かれた文字の読み下し、書家の経歴などを添え、現在、初稿ができた段階。500部印刷する予定。寄贈作品の初めての展示会は、8月1日から5日まで開催する。


人口258万の首府
 呼和浩特市 北京の西北西約670キロメートルに位置する。面積は約1,720平方キロメートル。内蒙古自治区の首府として、政治、経済、文化の中心都市になっており、人口は平成17年現在、約258万人。郊外には大平原が広がる。呼和浩特はモンゴル語で「青い城」という意味。

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