県議選 岡崎市
現職4氏そろって当選
投票率は過去最低41・67%
戦後16回目の統一地方選挙前半戦の県議選は8日投票、即日開票され、同夜のうちに新議員が続々と誕生した。岡崎市選挙区は、現職4人に新人1人が挑んだが、現職が強味を見せ、勢力地図は前回と同じ格好となった。(敬称略)
開票作業は午後9時15分から高隆寺町の中央総合公園体育館で始まった。速報3回目の10時10分の段階で浜崎利生(民主)青山秋男(自民)内田康宏(同)中根義一(同)の現職4人が当選を決め、10時43分結了した。
トヨタ労連の強大な組織をバックにした浜崎は、組織の引き締めに成功。3度目のトップ当選を果たした。
前回を上回る得票数を目標に掲げた青山、内田、中根の自民現職3人は、新人の追い上げで陣営が引き締まり、地盤を手堅く固めた。
一方、新人柵木は南部地区に高校の新設を訴えながら、党派を超えた個人票に期待をかけて全市域を回り、無党派層や批判票の集約に努めたものの、最後まで出遅れ感は否めず、涙をのんだ。
■争点なく投票低調
岡崎市選挙区は、3月上旬までの無風状態から一転して選挙に突入したため、選挙ムードの盛り上がりがいまひとつ。これといった争点も見出せなかったことなどから、投票率は過去最低となった。
投票日の8日は朝から晴れ上がったが、有権者の出足は滑り出しから鈍く、結局41.67%(男42.58%、女40.76%)とこれまで最低だった前回(平成15年)の42.67%をも下回った。
当日有権者数は27万4,152人(男13万7666人、女13万6,486人)。投票者数は11万4243人(男68,617人、女55,626人)だった。