岡崎市若松町の南公園遊園地で24日、子供汽車「ゆめポッポ」の完成式が開かれた。
　新しい子供汽車は、以前より約40メートル長い走路延長220メートル。1周を約2分で走る。走路の3分の2が高架となり、西三田ヶ入池を見渡すことができるようになった。定員は32人で、車いすも2台まで乗車可能な車両を設けている。
　愛称の「ゆめポッポ」は、応募総数888点の中から決定した。
　完成式では、柴田紘一市長が「走路が長くなって高架部分も増え、すばらしい愛称も決まった。多くのみなさんに楽しんでいただけると思う」とあいさつ。
式には愛称の応募者を代表して、同市江口三の大竹英緒ちゃん（５）も招待され、記念品が贈られたほか、最初の乗客として2分間の汽車の旅を楽しんだ。
　運転初日のこの日は、家族連れら約500人が次々と汽車に乗り込み「景色が良い」などと話しながら楽しんでいた。
　利用料金は1回60円。同園では、南公園春フェスタを開催中で、夜桜や観覧車のライトアップなどが4月8日まで催されている。