やだぁ〜ぶつかった
飲酒疑似体験」
トヨタ自交通安全イベント
イオンOS
トヨタ自動車の「交通安全啓発イベント」が17日、岡崎市戸崎町のイオン岡崎ショッピングセンター駐車場で開かれ、買い物に訪れた市民がさまざまな体験コーナーで交通安全への意識を高めた。
県内で交通事故による死亡者が多発しているため、同社の交通安全推進室が中心になり、“体験型”啓発活動で市民に安全意識の高揚をアピールしようと昨年秋から開催。各地の公共施設や大型店などを会場に行い、今回が6回目、岡崎市内では初めて。
酒に酔ったように視界が揺れて見える特殊なゴーグルを付けて歩く飲酒の疑似体験では、障害物を踏んでしまう人が続出。子どもと一緒に体験した女性(41)は「自分では障害物を避けているつもりなのに、ぶつかってしまう。歩いていてもこんな状態だから、車を運転していたらもっと危険ですね」と話していた。
またシートベルトとエアバッグの効果を学ぶコーナーでは、専用マシンに乗って車でぶつかった時の衝撃を体験。係員が「時速はどのくらいに感じましたか」と質問すると、体験した男性は「30キロくらい」と答えた。しかし実際は「7キロが正解です」と説明され、「道路を走っている時のスピードだと、衝撃もすごいでしょうね」と驚いた様子だった。
このほか、加齢による身体機能の低下を疑似体験するコーナーや、車の周囲に障害物を置き、運転席に座って死角を確認するコーナーもあり、家族連れや若者たちが次々に体験していた。