“兄弟”そろって全国大会へ
小・中学生の部で少年野球の「岡崎葵ボーイズ」
26、27日に大阪で試合
日本少年野球連盟(ボーイズリーグ・硬式)に所属する岡崎葵ボーイズの小学生の部と中学生の部が、第37回日本少年野球春季大会に出場する。先月25日と今月4日に豊橋、豊川市などで行われた愛知県東支部予選で、ともに優勝した。“兄弟”そろっての全国大会出場は初めて。東支部でも初の快挙だ。全国大会は26〜28日に大阪・舞洲球場など10球場で行われる。
岡崎葵ボーイズの小学生の部(高村治代表、29人)は平成16年4月に、中学生の部(宇野行雄代表、16人)は15年4月に、それぞれ創部された。毎週土、日曜日にフタバ産業幸田工場のグラウンドで練習している。
東支部予選には小学生の部11チーム、中学生の部8チームが出場した。
“弟”のチームカラーは、主将で投手、4番の中根克哉君(岡崎市山中小6年)らを中軸とする打撃力と粘り強さ(監督は愛知・中京高野球部OB、打田幸介さん)。
初戦は豊橋ボーイズクラブ。6イニングスを戦って5―5で延長に入り、7回を終え規定による抽選で勝った。準決勝は豊川ビクトリーズに9―0。決勝は豊川フェニックスと戦い、3回まで1―5と劣勢だったが6回で追い着き7―7。これも延長にもつれ込んだが8回、中前安打で逆転サヨナラ勝ちした。
“兄”は投手力と機動力で勝ち進んだ(監督は岡崎工高野球部OB、榎本克成さん)。1回戦は、主将で右投げの直塚政哉君(岡崎市河合中2年)が4―1でオール豊川を抑え、準決勝は左腕の上之薗北都君(半田市乙川中2年)が投げ、8―5で新城ベアーズに勝った。決勝では豊橋スカイラークスを4―0、直塚君が優勝を完封で飾った。
全国大会は夏と春に行われる。今回は小学生の部22チーム、中学生の部36チームが日本一を争う。
弟は昨夏に続く出場。前回は1回戦で敗退しており、中根君は「まず初戦突破」と話し、高村代表は「健康に注意して全国制覇をしたい」と意気込む。初挑戦となる兄は、直塚君が「全国大会で多く勝って名を広めたい」、宇野代表も「『岡崎』に『葵』を重ねたチーム名は、いわば『徳川家康』。チーム名に恥じない戦いをしたい」と決意を語った。