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東海愛知新聞

来月の3、4日

最後のやよい展

岡崎市働く婦人会館閉鎖検討で
33回、歴史に幕

 岡崎市伊賀新町、市働く婦人会館で3月3、4日「やよい展」が開かれる。昭和48(1973)年から毎年開かれてきた同展は、33回目の今年で最後になる。建物の老朽化と、「婦人」だけではなく男女の「共同参画」という時代の流れで市が同館を閉鎖の方向で検討しているためだ。将来は康生地区で平成20年秋にオープンする市図書館交流プラザ「Libra(りぶら)」内の男女共同参画センターに業務の一部が引き継がれる予定。
 市働く婦人会館は、女性の社会進出が盛んになった46年にオープン。4階建ての本館と平屋建ての集会施設があり、働く女性やサラリーマン家庭の主婦が、職業、家庭生活に必要な知識や技術を学んだり、教養を高めたりする施設として利用されている。17年度の利用者数は約38,000人だった。
 家庭料理、着付け、生け花、茶道、絵手紙など各種講座が開かれ、受講した人たちで自主グループを組織。現在、34グループが活動を続けている。
 「やよい展」は開館の2年後から、自主グループの会員で実行委員会を組織して運営。それぞれの活動成果を発表する場になっている。今年の「やよい展」でも、絵画や書、俳句、洋裁など自慢の作品を出品。英会話や健康体操、太極拳などはパネルを展示する。また、これまでの同展を関係者が振り返る「トークショー」もある。
 展示・発表するのは次のグループ。
●作品展示
毛筆習字▽たつきペン(ペン習字)▽絵画(日本画、水墨画)▽生け花クラブ▽七宝焼クラブ▽たつ美クラブ(洋裁)▽洋裁クラブ(同)▽芙蓉の会(同)▽あおいグループ(同)▽ひばりの会(同)▽和裁クラブ▽初音会(俳句)▽紙人形はり絵▽着付け“花の会”▽おしゃべりパッチ(パッチワーク)▽あんだんて(絵手紙)▽花暦(アレンジフラワー)
●パネル発表
古文の会(万葉集)▽英会話▽イングリッシュフレンド(英会話)▽卓球クラブ▽ヨーガ▽生き生き体操▽太極拳▽新舞踊▽リズム体操クラブ▽童謡すみれの会▽さわやかセブン(健康体操)
●実技発表
3日 着付け“花の会”▽生き生き体操▽新舞踊▽神容クラブ(詩吟)▽さわやかセブン(健康体操)▽たんぽぽ(マンドリン)
4日 白珪(茶道・表千家)▽ジャスミン倶楽部(二胡)▽リズム体操▽太極拳▽童謡すみれの会
●ミニ講習会
「手軽にできるげんこつ飴」3日午後0時20分、4日正午
「楽しい折り紙細工」3日午後1時、4日午後1時
●トークショー
「やよい展の思い出を語る」浅井千代子、中根たつ子、木俣つる、成瀬純子、稲森禮子(司会)=4日午後2時

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