中心街の乙川に屋形舟
春と秋に運航を予定
岡崎市
岡崎市の街の中心を流れる乙川を屋形舟で往復する「乙川観光船事業」が20日、19年度予算案で発表された。
日本さくら名所百選に選定された東海道屈指の桜の名所岡崎公園の魅力を再発見する機会として、また「五万石でも岡崎さまは お城下まで舟がつく」と正調五万石にも歌われた歴史を再現し、観光産業を活性化することが目的。主催は乙川観光船実行委員会(岡崎市、岡崎商工会議所、岡崎市観光協会)。総事業費は1,570万円、市費が1,300万円で、残りは協賛を募る。
屋形舟は木製で、全長14メートル、幅2.2メートル。定員20人。コースは乙川右岸潜水橋付近に設ける船着き場から吹矢橋下流までの片道約1.3キロ。所要時間は往復で約45分。
運航は1日8回で、料金は、予約の場合大人800円、小中学生300円。当日は1,000円と300円(いずれも団子とお茶付き)。未就学児は無料。乗った人には、岡崎城や三河武士のやかた家康館の入館料割引がある。
前売り券は、チケットぴあ(イオン岡崎ショッピングセンター、ファミリーマート、サークルKサンクス)、当日券は船着場で販売する。
運航期間は、4月1日から15日と10月27日から11月4日。春と秋の年2回を予定。