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東海愛知新聞

「もったいない」テーマに

大きな文字の「わらべ展」
岡崎市

 岡崎市竜泉寺町の書家、丹羽勁子さん(59)主宰の草筆教室に通う児童生徒らの作品展「わらべ展」が8日、市美術館で始まった。11日まで。
 「もったいない」をテーマに、市内2教室に通う小中学生90人や、丹羽さんと1昨年から交流している新城市開成小学校の全校児童36人ら総勢136人が出品。創作の大字、習字、雅印、古典の臨書など計756点が並ぶ。
 中でも資源節約などで、レジ袋の代わりとして注目を集めている絞り染めの風呂敷97点は、生徒ら1人ひとりが90センチ四方の布を縫い、絞り、染めのすべてを手作業で施した力作。目標や反省点を習字で書いたユニークなカレンダーも展示されている。  また丹羽さんは一昨年、「おかざき匠の会」の一員として来場者のメッセージを募った愛・地球博の地球市民村で、誤った鉛筆の持ち方をする子どもたちの多さを痛感。同展では「手元美人運動」と題し、正しい硬筆の持ち方「単鉤(たんく)法」の推進を呼びかけている。
 この運動では、来場者が自分の硬筆の持ち方を見直し、誤った場所があった人には「これから美人」と期待を込め、硬筆の持ち方を矯正する輪ゴムをプレゼントする。
 丹羽さんは「硬筆の誤った持ち方は、字の美しさや字を書く時の姿勢に悪い影響を与えます」と話している。  同展は午前10時から午後6時まで(最終日は午後4時半まで)。

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