税の仕組み分かりやすく
岡崎法人会青年部など
会員講師に「租税教室」
男川小で
岡崎市男川小学校で30日、「租税教室」が開かれ、岡崎法人会青年部と女性部の会員が講師になり、税金の仕組みや使われ方を分かりやすく説明した。
租税教室は6年生の3クラスで開かれ、講師は同青年部副部会長の峰澤彰宏さん、同女性部の部会長・竹内桂子さんと、岡崎税務署の職員が担当した。
最初にクイズ形式で、児童に「日本では救急車を利用しても無料ですが、世界には有料の国がある。○か×か」と質問。正解は「○」で、「米国では2万5千円、フランスでは2万3千円が必要です」と紹介。「みなさんも払っている税金がありますが、何でしょう」と尋ねると、児童は「消費税です」と元気に答えた。
続いて学校の建設費など身近な話題を例に、税金の使われ方を説明。ビデオを見たあと、子どもたちの質問に答えた。
「日本には何種類の税金がありますか」という質問に、「48種類あります」、さらに「消費税は年間、どのくらいの金額ですか」という問いに、「約10兆円です」と講師が答えると、子どもたちは驚いた様子だった。
6年2組の中西昇樹君(12)は「説明が分かりやすかった。世界には救急車を呼ぶとお金を支払わなくてはならない国があることを知り、びっくりしました。家に帰ったら家族にも教えてあげたい」と話していた。
さらに積極的な活動をと、今年度から小学校で開かれる「租税教室」に会員を派遣。この日で青年部が4校目、女性部が2校目になった。
同青年部の同前仁史部会長は、「今後も租税教室への支援を拡充させたい」と話している。