おと川リバーヘッド大作戦
ノコギリ手にヒノキ間伐
100人参加 岡崎・大代町の山林
「第4回おと川リバーヘッド大作戦」が27日、岡崎市大代町の地区共有林で行われた。同地区は岡崎市の上水の水源地のひとつ。11団体で構成する流域連携型地域再生プロジェクト実行委員会が主催し約100人が参加、ヒノキの間伐をした。
大作戦の目的は、保水力のある森林を再生して森林・川・海の循環機能の復元を図りながら、河川流域の人たちに自然や環境問題について学んでもらう機会にすること。この活動は旧額田町時代から実施している。
午前9時に額田支所隣の森の総合駅に集合。一般市民や同実行委の構成団体員、市職員らは注意事項を聞き、2台のバスや車で現地に移動した。
間伐を指導したのは額田林業クラブや、おおだの森保護事業者会「山留舞会」など山林の仕事をしている人たち30人。力を入れてノコギリを挽ひいていた参加者は、指導員から「ゆっくりでいいですよ。ノコギリは切り倒す方向の木の幹に、斜めに入れて」などと教わりながら作業した。
大作戦は2回。次回の2月17日は同地区で、植樹と実行委員会の構成団体のひとつ、額田炭焼の会が焼いた3トンの炭を土壌改良剤としてまく。
同実行委員会は、額田林業クラブ、「山留舞会」、額田炭焼の会のほか次の団体で構成。
▽おかざき自然体験の森「きこりの会」
▽同「おかざき炭焼きの会」
▽岡崎市森林組合
▽額田町森林組合
▽岡崎市漁協
▽男川漁協
▽あいち三河農協
▽岡崎市。
この事業はイオン環境財団の助成を受けている。