各社寺で初詣で準備
岡崎市内縁起物や甘酒接待
今年も残すところあと3日。岡崎市や幸田町の社寺では来年の干え支と「亥(いのしし)」の縁起物などがそろい、参拝者を迎える準備が進んでいる。
主な社寺の接待は次の通り。
岡崎天満宮(岡崎市中町、伊奈麻古登宮司)焼き物の「厄除けのうそ」や手彫りの干支一刀彫(100体限定、2,500円)などを用意。元日午前0時から新春祈とう(1月中続く)の受け付けを始め、午前2時まで甘酒を振る舞う。凶事をうそのように吉事に替え、うそをまことに替えると伝わる「うそかえ神事」は元日から7日まで。
岩津天満宮(同市岩津町、服部憲明宮司)1年を通して学業上達を願う参拝者が多く、三が日は約20万人の参拝が予想される。合格鉛筆、お札、お守り、知恵箸などを封入した「合格必勝セット」など受験にちなんだ縁起物がそろう。初祈とうは元日午前0時から。同日午前8時からは歳旦祭、2日は筆初め祭(午前8時から)。進学祈願大祭は1月6、7、8、14、20、21日。
六所神社(同市明大寺町、大竹いつき宮司)元日午前0時から、市内のペン画家、柄澤照文さん作の置物(1体1,200円、紅白50体ずつ)と、日本画家の本田彩雪さんが描いた絵馬(1枚1,000円、50枚)を売り出す。年明けとともに振る舞う神酒は時節を考慮して今回から取り止め、甘酒のみ。午前11時からは先着200人に宝船の福まんじゅうをプレゼント。「どんど焼き」は1月20日午後2時30分から(しる粉の接待あり)。
一畑山薬師寺(同市藤川町、大峠泰信管長)広大な境内のすす払いは済み、ジャンボ門松も飾られた。大晦日みそかの午後11時半から、大きさが県下最大級の除夜の鐘つきが始まる。元日午前0時から「貝合わせ良縁お守り」を先着3,000人に無料配布。2日はチェロの生演奏、3日と21日は琴と尺八の生演奏があり、5日は鏡もち180個を無料配布。
菅生神社(同市康生町、斎藤徳蔵宮司)恒例の「カウントダウン花火」は大晦日の午後10時半から境内社殿前で手筒花火7基、同11時半から社前の菅生川原で2号玉や金魚(10発ずつ)、乱玉2基が打ち上げられる。初祈とうは元日からで、お守りや開運招福の熊手、願かけ絵馬を用意。午前零時からしる粉の接待があり、巫女による鈴払いで清めたあと、神酒などを振る舞う。
龍城神社(同市康生町、畔柳春雄宮司)家康生誕の地、岡崎城本丸に鎮座する。招福だるま、土鈴、熊手など縁起物はそろった。元日午前0時から始まる日近太鼓の奉納初打ちとともに、松平家の先祖が民家で振る舞われたとされる名物「うさぎ汁」(先着約2,500人)、甘酒、神酒(ドライバーは除く)の接待がある。
宇頭山観音寺(宇頭町、澤親徳執事長)県内唯一の京都・東寺の末寺。本堂には草月流の献花や百重ねしたもちが飾られた。元日の初きとうを申し込んだ参拝者先着千組に「家内安全」「開運招福」のしゃもじを進呈する。境内では元日午前0時から、参拝者全員による祈とう。法話の後に甘酒の接待がある。
猿田彦三河神社(幸田町大草、高橋岩雄宮司)「みちびきの祖神さま」として知られ、土地や家屋敷の安泰守護、交通安全、家運隆昌、良縁、子孫繁栄などを祈願する参拝者でにぎわう。元日午前0時から新年祈とうと甘酒の接待。甘酒の接待は三が日続く。
伊賀八幡宮(同市伊賀町、斎藤徳蔵宮司)菅生神社でも行われる本殿のライトアップは大晦日の午後11時から始まる。縁起物は破魔矢、神楽矢、絵馬などを用意。元日午前0時から甘酒の接待。1年の景気や作物の豊凶を占う「武者的神事」は1月20日午前10時から。