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東海愛知新聞

岡崎・ホームレス襲撃事件

主犯格の28歳男逮捕

 岡崎市内でホームレスが相次いで襲撃され、うち女性(当時69歳)が殺害された事件で、岡崎署の捜査本部は21日、岡崎市内の中学2年の男子生徒3人=2人を強盗容疑で逮捕、1人を強盗殺人の非行事実で補導・通告=とともに襲撃にかかわった幡豆町出身の住所不定、無職木村邦寛容疑者(28)を窃盗の疑いで逮捕した。同本部は木村容疑者が一連の襲撃8件の主犯格とみて、近く女性殺害の強盗殺人容疑で再逮捕する方針。
 調べでは、木村容疑者は生徒3人と11月19日午前1時20分ごろ、岡崎市明大寺本町の殿橋下の乙川左岸河川敷で、男性警備員(39)に警察官を名乗り「覚せい剤の取り締まりをしているから財布を見せろ」などと、約6,000円が入った財布や携帯電話を奪った疑い。木村容疑者は「金目的でやった」と容疑を認め、女性殺害への関与もほのめかしているという。
 捜査員が20日午後10時過ぎ、岡崎市内の路上を1人で歩いている木村容疑者を見つけた。木村容疑者は行方をくらましてから、三河地方の友人、知人宅などを転々としていたことも判明。生徒らとは約1年前からの遊び仲間で、男性警備員から奪った金は「4人で分けた」という。同本部はホームレスばかりを狙った犯行の動機などの解明を進める。
 これまでの調べで、同本部は男性警備員が金を奪われたのは、女性が殺害される午前1時ごろより前としてきた。しかし男性警備員の被害申告では、女性が殺害された後に金を奪われたことになり、同本部は女性殺害の時刻が午前0時過ぎごろに繰り上がるとみている。

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