岡崎市議会の中根義金議員（５７）＝自民清風会＝が今月8日、「葬儀出席のため」として12月定例会の本会議を欠席しながらゴルフをしていたことが12日、明らかになった。
　8日は、午前10時から議案説明と総括質疑が行われ、正午過ぎに散会した。
　同市議によると、「葬儀のため」と当日朝、本会議欠席を届け出た。しかし、「前日、通夜に行ったから」と葬儀には行かず、豊田市内のゴルフ場で以前から予定されていた同市議の地盤である町内会有志18人とのゴルフコンペに参加。午前10時から昼食をはさんで午後2時半ごろまでプレーしていたという。
　この行動について同市議は「当日の行動については、前日まで迷っていた。市民の負託を受ける身でありながら、葬儀のためとして本会議を欠席したうえゴルフに行ってしまった。誠に申し訳ない」と陳謝した。
　なお、同市議会では14日に政治倫理委員会を開き、今回の中根議員の行動に対する処分を協議することにした。
　中根勝美岡崎市議会議長談　議員は、市民に選ばれた者として、公正かつ清廉でなくてはならず、全体の奉仕者として市民の負託にこたえなければならない。
　地方公共団体の重要な意思決定を市民に代わって行う議会にあって、定例会中のこのような行動は、市民の信頼を損なうものであり、大変遺憾に思う。