合併などで資産176億円増
岡崎市昨年度 行政コストも56億円増
旧額田町との合併で資産は176億円増加し、行政コストもサービスの増加で56億円増えた―。岡崎市が11日に発表した平成17年度のバランスシートと行政コストで分かった。昨年1月の旧額田町との合併後、初めての財政状況の発表。
バランスシートは民間企業の貸借対照表に当たる。土地や建物などの有形固定資産、出資金、基金などの投資、財政調整基金や預金を含む流動資産を合わせた「資産」は4,407億円で、旧額田町が所有していた土地などで176億円の増加になった。市民1人当たりでは約123万円になる。
負債総額は797億円で、市民1人当たりでは約22万円。負債には市債や退職給与引当金の固定負債と、翌年度に償還予定の流動負債が含まれる。
一方、民間企業の損益計算書に当たる行政コストは、総額879億円で、1人当たり約25万円。このうち人件費など人にかかるコストは193億円、物件費や維持補修など物にかかるコストが344億円、災害復旧費などその他のコストが17億円だった。使用料・手数料、地方税など収入は885億円。
行政コストは前年度に比べ、総額で56億円の増加。収入も税の増収などで60億円増えた。