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東海愛知新聞

米山寮に改善命令

特別監査で法令違反など確認
来月2日、理事全員辞任
岡崎市

岡崎市は22日、今年9月と10月に実施した社会福祉法人米山寮の特別監査の結果を発表。法令違反と定款違反が確認されたことから、同法人に対して改善命令の発令を決めた。

監査は、市が所管する法人運営について実施。関係者からの聞き取り、寄付物品や募金の取り扱いなどの状況を調査した。

その結果、支援団体の「子どもと障害者の幸せを願う会」が行っているはずの施設建設の募金活動を、実際には米山寮の職員が行っていた法令違反と、米山寮への寄付物品のうちテレホンカードや商品券などの換金後の入金が、米山寮の本部会計ではなく「願う会」の預金通帳に入金されており、さらにその預金口座からNPO法人「せきれいの会」の設立出資金として100万円が繰り入れられていた定款違反が認められた。

市では、各所に置かれている募金缶の速やかな回収と募金活動の停止や、「願う会」と「せきれいの会」に流用された計370万円の資金の米山寮本部への返還などの改善命令を12月中旬に発令する。

なお、この改善命令は、社会福祉法の行政手続きに基づき、弁明を受けた後の発令となっているため、今月16日に米山寮に事前通告されている。

これを受けて、米山寮の山本敏治理事長らが同日、記者会見を開き、弁明する意思がないことを明らかにした。

18日の理事会で異議申し立てをせずに改善命令を受けることで意見が一致。12月2日の理事会をもって現在の理事10人全員が辞任する意向を示した。

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