生演奏に歓声と熱気
「ジャズストリート」始まる
岡崎市
“街中がジャズ”をキャッチフレーズにした「岡崎ジャズストリート」が4日、岡崎市の中心市街地で始まった。プロ、アマ合わせて約300人が岡崎に集合。2日間にわたって屋内、屋外計18会場で生演奏を披露してファンと交流する。
正午過ぎ、実行委員会の同前慎治会長、岡崎商工会議所の伊藤公正会頭、市の相川惠彦収入役らを先頭に康生交差点から篭田公園までパレードしてイベントをアピール。道沿いには多くのファンが集まり、パレードが近づくと拍手と歓声が上がり、中心街が熱気に包まれた。
篭田公園で開かれた開会式で、伊藤会頭は「市制90周年を迎えた岡崎の一ページを飾るイベントになった」と話し、同前会長が「みなさんの協力のおかげで日本一の規模になりました」とあいさつしたあと、開幕を宣言した。
引き続き各会場で演奏が始まり、トッププレーヤーの演奏に集まったファンが足でリズムを取ったり、カメラを向けたりしていた。
市内の男性(70)は「若いころからのジャズファンです。ふだんはCDなどで楽しんでいますが、身近で聴く生演奏はやはりいいですね」と話していた。
岡崎ジャズストリートは、今年春から実行委員会を組織して準備を進めてきた。市民会館や岡崎信用金庫本店、岡崎公園内の能楽堂、巽閣などを会場に5日まで開催。チケットは3千円で、各会場に入場できる。