小中生ら1人1点
「造形おかざきっ子展」
立体作品3万4千点
岡崎市内の子どもたちの造形作品を一堂に集めた市制施行90周年と岡崎市・額田町合併記念「第43回造形おかざきっ子展」が21日、同市岡町のおかざき世界子ども美術博物館野外一帯で始まった。22日まで。
同展は、子どもたちの作品を校内だけでなく、たくさんの人に見てもらおうと同市現職研究委員会図工・美術部の主催で毎年開かれている。ろう学校、愛教大附属などを含む市内73校と3市立幼稚園の子どもたち約34,000人が、授業で取り組んだ立体作品を1人1点ずつ出品。規模の大きさと作品のレベルの高さには定評があり、市内はもちろん他県の美術関係者らも訪れている。
今年のテーマは「アートジャングル」。この日は午前中から、臨時駐車場もいっぱいになるほど大勢の家族連れなどが訪れ、子どもの作品を写真に撮ったり、立ち止まっては「これいいねえ」と作品に見入ったりしていた。
初参加となる額田地区の小中学校の作品には、間伐材などを利用した木工が多く、輪切りの台の上に小枝を重ねて作った小型ログハウスや、ドングリやマツボックリで表現した「おもしろい顔」など、ていねいに作られた作品が目立った。