岡崎・豊田
“ご当地ナンバー”登場
「住んでる地名うれしい」
“ご当地ナンバー”の「岡崎」と「豊田」のナンバープレート交付が10日、中部運輸局西三河自動車検査登録事務所・県自動車会議所西三河事務所(豊田市若林西町)で始まった。初日のこの日は、午前8時45分の業務開始に合わせてドライバーが訪れたが、希望ナンバーの予約や抽選は事前に済んでいたため目立った混雑はなく、静かな出足となった。
県自動車会議所西三河事務所によると、ご当地ナンバーの予約は先月18日からインターネット、翌19日から窓口で受け付けを開始。軽自動車も含め、今月6日までに「岡崎ナンバー」は389件、「豊田ナンバー」は516件の申し込みがあったという。
また、ご当地ナンバーの申請に伴い、西三河自動車検査登録事務所管内(岡崎、豊田、西尾、刈谷、安城、知立、碧南、高浜市、額田、幡豆、西加茂郡)で人気のある「1」「7」「777」などのナンバー13種は、コンピューターによる抽選をした。
交付が始まり、岡崎ナンバーを受け取った女性は「三河ナンバーも好きだが、住んでいる地名の方がうれしい」。妻と幼い子どもが見守る中、自家用車に豊田ナンバーを装着していた男性は「(豊田ナンバーは)妻の希望で」と話していた。
岡崎、豊田両市職員も早朝から駆けつけ、手続きを終えて受け取ったナンバーをそれぞれ公用車に装着。岡崎市は2カ年計画ですべての公用車を、豊田市は今年度中に公用車170台をご当地ナンバーに替えるという。
岡崎市ではこの後、岡崎ナンバーの交付に併せて職員の交通事故防止特別研修が市福祉会館で行われ、職員代表が「人にやさしい走りを常に心がけ、岡崎ナンバーが運転マナーの良さで全国に誇れるよう、安全運転に努めます」と交通安全宣言をした。
柴田紘一市長は「きらりと光るナンバーで交通安全意識を新たにしてもらいたい」と話し、真新しい岡崎ナンバーをつけた公用車で公務に出発した。
豊田市では鈴木公平市長や関係者100人が参加して、豊田ナンバーの公用車の出発式があった。