ポルトガル語通訳員5人を委嘱
市民対話集会の提案が実現 岡崎市
岡崎市在住のブラジル人が地元の行事などに積極的に参加できるよう、ポルトガル語の通訳を務めるコミュニティ通訳員の委嘱状交付式がこのほど、岡崎市上六名3の同市外国人交流支援センターで行われた。
コミュニティ通訳員の制度は、今年1月に開かれた市民対話集会「おかざきラウンド・テーブル」で提案され、市は外国人が多く住む地域への配置を決定。8月に募集し、自治会の会長らから5人の推薦があった。
交付式では、選ばれた通訳員を前に柴田紘一市長が「多文化共生に向けた魅力ある地域づくりを推進していくので、よろしくお願いします」とあいさつ。
通訳員の1人、大熊ナカノスミカさん(51)は「私の住んでいる県営本宿住宅では、約150世帯のブラジル人が住んでいて、うち半数以上の人は日本語が通じない。防災訓練など地元のみなさんと一緒に参加できるよう少しでも力になれればと思っている」と抱負を語っていた。
同市には約11,000人の外国人が在住。うち約半数の5,500人をブラジル人が占める。