来年7月完成
シネコンや量販店
「ふれ愛の街クラタ」着工
岡崎市
岡崎市羽根町のクラタ産業(倉田長秀社長)工場跡地で12日、同社が建設する「ふれ愛の街クラタ」(仮称)と、同じ敷地内にトヨタすまいるライフ(中尾益大社長)が建設するマンションの地鎮祭が行われた。「ふれ愛の街クラタ」は、映画館、量販店、専門店が出店する複合施設で、来年7月末に完成する予定。マンションは今年末の着工を目指している。
地鎮祭には工事関係者や地元住民の代表ら約80人が参加。神事のあと、倉田社長は「半世紀にわたって、この地でものづくりに貢献してきたが、社会環境の変化で新たに新工場を建設し、跡地に商業施設を計画した。地元住民の交流の場になると確信しています」とあいさつした。
「ふれ愛の街クラタ」は広さ約3.8ヘクタール。9つのスクリーンのある映画館のほか、大手量販店マックスバリュと書店を中心に、専門店約40店舗が出店。医療モールも設ける。
市内では、今年1月に南映が閉館し映画館がなくなった。ファンは安城や豊川の映画館まで行く状況が続いている。
一方、マンションは敷地約5,700平方メートル。20階建てで、全118戸。着工してから約20カ月で完成するという。