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東海愛知新聞

岡崎市定例議会一般質問

全国統一学力テスト参加へ

藤井教育長が表明

 岡崎市議会9月定例会は5日、本会議を再開。前日午後に引き続き一般質問が行われ、近藤隆志(自民清風会)園山康男(同)竹下寅生(ゆうあい21)村越恵子(公明)鈴木豊(自民清風会)鈴木雅子(共産)清水勇(自民清風会)の7議員が登壇した。
 園山議員が、文部科学省が来年4月から実施する全国統一学力テストに対する教育委員会の考え方をただした。
 藤井孝弘教育長は「全国統一学力テストは、児童生徒にとって自分の学力、学習状況を把握し、学習改善や学習意欲の向上につなげていく上で意義がある。教育委員会や学校にとっては、全国的な状況との関係における学力に関する状況、教育条件の整備状況、児童生徒の学習環境や家庭での生活状況など指導方法を見直し、教育の改善に役立てる上で意義がある。こうした意義を踏まえて、岡崎市としては全児童生徒の参加を考えている」と答弁した。
「乙川治水整備は喫緊の課題」
 近藤議員が、男川ダム計画凍結の方針を決めた乙川圏域流域委員会の審議内容を質問した。
 柴田紘一市長は「男川ダムは昭和46年に治水ダムとして予備調査が行われ、同51年に治水ダム事業として新規採択された。その後、合併協議で昨年2月に利水撤退が表明されたことから新たに流域委員会が設置され、治水対策が検討されてきたが、先月28日の委員会で凍結の方針が示された。本市としては、一級河川乙川の治水整備は喫緊の課題と認識しており、新たな整備計画が早急に決定され、実施されることを強く望んでいる。今後も県に対して整備促進を要望するとともに、ダム計画で遅れてきた地域の基盤整備について、県と市が一体となって鋭意対応していきたい」と述べた。
来年度に「六ツ美北交番」新設
 竹下議員が、岡崎警察署管内の市内の駐在所から交番への移行の取り組みを尋ねた。
 牧野嘉明市民文化部長は「人口が比較的少なく、事件事故の少ない地域については駐在所が残るが、全体的には交番へと統廃合されていくと聞いている。今後は、平成19年度に六ツ美北中学区で六ツ美北交番(仮称)の新設、甲山中学区では中町交番を廃止して伝馬交番へ統合、20年度には東海中学区で舞木、藤川、桑谷の3駐在所を廃止して本宿駐在所を交番に昇格する計画があると聞いている」と、今後の見通しについて答えた。

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