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東海愛知新聞

岡崎市防災訓練

雨のなか「震度6弱以上」

車両146台1600人参加
生放送中FMおかざきに“割り込み”

 「防災の日」の1日、岡崎市は乙川殿橋下流の岡崎公園河川緑地で総合防災訓練を行った。大規模地震対策や東南海・南海地震の特別措置法に基づいて、東海地震と水害を想定。防災関係機関、ボランティアグループ、地域住民団体、ライフライン関係事業所など47機関から延べ1,600人が参加。船艇一そう、車両146台が出動した。

バケツで初期消火
倒壊家屋から救出
 訓練は「東海道沖を震源とする大地震が発生、市内の震度は6弱以上。各地で家屋の倒壊、火災の発生、道路や橋梁のほか交通機関、電気、通信、ガス、水道などに大きな被害と多数の負傷者が出た」との想定で始まった。
 会場の河川緑地では、雨が降る中、レインコートを着た地域住民と学生たちによるバケツリレーの初期消火訓練、消防本部と消防団が協力して倒壊家屋からけが人を救い出す救助訓練、土砂崩れによる通行止め・迂回(うかい)路誘導訓練など、関係機関と地域が一丸となって、けが人の救助や応急復旧にあたる引き締まった訓練となった。
 また、今回は新たな試みとして、生放送中のFMおかざきに、岡崎市から緊急割り込み放送を入れる「警戒宣言広報訓練」を行った。東海地震に関する情報や警戒宣言が発表された場合を想定し、それらの情報を早く市民に知らせるための訓練で、放送時間終了後でも対策本部から災害情報を流すシステムを整えている。

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