エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

「観客を感動させたい」

東京のコンテストで
岡崎市大樹寺小和太鼓部「阿吽」

 東京都渋谷区の青山劇場で26日に行われる東京国際和太鼓コンテストが迫り、予選のビデオ審査を通過した岡崎市大樹寺小学校の和太鼓部「阿吽(あうん)」が、練習の仕上げに入った。同部は昨年、コンテストに初出場したが入賞はできなかった。今年の部員たちは「入賞よりも客席を感動させたい」と意気込んでいる。
 コンテスト3部門のうち、同部は15歳以下を対象とした「組太鼓部門青少年の部」に出場する。5回目の今年は全国の10チームが予選を通り、同部の出番は9番目。演奏するのは課題曲「鼓楽響成」と自由曲で、同部は課題曲と合わせて、創部からのオリジナル曲「家康の自立」を5月から練習してきた。
 コンテストに出るのは5、6年生の部員14人。6年生の村田有沙さん、石川有里さん、松波若奈さんは昨年のコンテストも経験している。
 「本番では他のチームの胸を借りるつもり」と、部長の村田さん。控えめな石川さんは「演奏で思いを伝えたい」。小柄ながら直径1メートルの三尺太鼓(大太鼓)を叩く松波さんは「体が小さくても、ちゃんと叩けることを証明したい」と力を込める。
 連日の練習では顧問の田中芳子教諭がげきを飛ばす中、部員たちは汗をしたたらせながら一心に太鼓と向かい合う。リズムの一体感が難しいという課題曲も体得した。
 「コンテストは勝ち負けじゃない。入賞以上に価値あるものを手に入れてくれるはず」と期待する田中教諭。本番に向けて「後は部員たちの気持ち一つ」と話した。
 村田さん、石川さん、松波さんを除く11人は次のみなさん。
 6年生=安藤沙英、木和田安寿、山内美保、岩瀬愛梨、梅景紗江、鈴木彩音、阿部充弘、市川泰斗▽5年生=中根泉、山本悦世、須賀達貴

ページ最初へ