きょう花火大会
ドドーンと夜空に2万発
「きらり岡崎。」大仕掛けとスターマイン 岡崎観光夏まつり
五万石おどり、五万石みこしに続いて5日、岡崎観光夏まつりの最大イベント「第58回花火大会」(岡崎市、市観光協会主催)が殿橋下流の乙川河畔と矢作川河畔で開かれる。江戸時代から三河花火の一つとして伝わる菅生神社祭礼の奉納花火を受け継ぎ、昭和23年(1948)から始まった夏の風物詩。主会場の乙川右岸には約1,800桝ますの桟敷さじきが完成。天王丸など2隻のほこ船や仕掛け台の組み立ても終わり、開幕を待つばかり。音楽に合わせて花火が踊るメロディースターマインなど総計約2万発が夏の夜空と川面を彩る。
花火大会は午前7時、開催を告げる8号玉8発が矢作川河畔から打ち上げられる。乙川河畔からの4号玉も含め夕方までに120発の昼花火で、ムードを盛り上げる。
本番の夜の部は午後7時からの式典に続いて、台船竹千代丸で「開幕仕掛け花火」に点火、2時間半近くにわたる“真夏の供宴”が始まる。
今回は、市制施行90周年を記念する大仕掛花火「きらり岡崎。」を午後9時7分に点火。キャンペーンロゴマークの仕掛け花火に続いて創作スターマインが打ち上げられる。
乙川との合流点、八帖南町の矢作川河畔からも途切れなく打ち上げ、乙川河畔では超大型七基を含む仕掛け花火計23基に点火。コンピューター制御で音楽を奏でながら打ち上げるメロディースターマインをはじめ、各種スターマインも充実している。
約300メートルにわたり花火が流れ落ちる「銀滝」や水上を光と音が走り回る「金魚花火」、7色の星のように噴き上がる「乱玉」、ダイナミックな火柱を見せる「大のし」などが彩りを添える。
また色や形、打ち上げの構成美などを競う百花園コンクールが、県内選抜の花火業者8社によって行われる。