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東海愛知新聞

空気の汚れ 松葉で観察

小学生が身近な環境学ぶ

岡崎市美合町の総合検査センターで25日、身近な環境や地場産業の繊維について学ぶ夏休みこども教室が開かれた。
 初日の「そら」コースには市内の小学校4年生から6年生まで18人が参加。同センター職員が集めた松の葉で、自分たちの住む岡崎の空気がどれほど汚れているのか顕微鏡を使って観察した。
 松の葉には外呼吸孔こうという袋状の穴があり、空気が汚れていると、そこに排気ガスの煤塵ばいじんなどがすすのように黒くたまる。子どもたちは、大平町の国道1号インター、美合町の環境センター、高隆寺町の中央総合公園付近の松の葉をそれぞれ観察。松の葉に約50個ある外呼吸孔のうち、大平で約80%、美合で約20%、高隆寺で約5%が汚れているという集計結果を出した。
 参加した子どもたちは「葉っぱを観察することで、目に見えない空気の汚れが分かるのに驚いた」と話していた。
 夏休みこども教室は、身近な草を使って草木染めを体験する「せんい」コースが28日、パックテストで水質の汚染度を調べる「みず」コースが8月1日に開かれる。定員を満たしているため、申し込みは終了しているが、8月19日にはセンター見学会が開かれる。

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