“南極の氷”に感激
観測船「しらせ」持ち帰る 岡崎市梅園小
岡崎市梅園小学校で19日、南極観測船「しらせ」が持ち帰った南極の氷を見たり触れたりする会が行われた。
この氷は今年4月、第47次越冬隊を支援して日本に帰ってきた「しらせ」が、小中学生の学習用として持ち帰ったもの。
自衛隊愛知地方連絡部が、県内の小中学校から希望校を募集し、小中合わせて35校から抽選で8校を選んだ。
この日、当選校の梅園小学校には、自衛隊の関係者5人が訪れ、多目的室に集まった6年生の児童を前に、同連絡部の渡邊克彦一等空尉から児童代表の6年生、山田陵平君に一辺が約20センチの立方体の氷が直接手渡された。
その後、細かくした氷をプラスチックのコップに入れ、南極の氷でなければ聞くことのできない気泡のはじける音を聞いたり、直接手でなでたりして貴重な体験をした。
児童たちは口々に「冷たい」「聞こえる、聞こえる。不思議だ」「家の氷と違う」などと言いながら楽しんでいた。5年生以下の児童も順番に体験した。