上半期の火災86件
岡崎市内、負傷者は12人
岡崎市消防本部は、今年上半期(1〜6月)の火災・救急出動の状況をまとめた。
今年の上半期は、死者は出なかったものの負傷者が昨年同期比で5人増の12人。天ぷら油による火傷が最も多く、慌てて鍋を持って移動させたり、水をかけて炎を拡大させたりと、誤った消火方法をとったことが原因となっている。消防本部では万が一の場合のために消火器を備えておくよう呼びかけている。
市内の火災は建物39件、車両9件、林野5件など計86件(昨年同期比4件減)で損害額は約9,780万円(260万円減)だった。
出火原因別でみると、放火・放火の疑いが19件(全体の22.1%)と最も多く、続いてたき火15件(17.4%)、たばこ8件(9.3%)、こんろ8件(同)となっている。
管轄内の救急出動状況は全体で昨年同期より10件多い6,787件。内訳は急病が4,241件(昨年同期比12件増)で全体の約6割を占め、次いで交通事故863件(58件増)、一般負傷が764件(19件減)だった。
搬送人員は11人減の6,568人。1日平均で36人、市民55人に1人が救急車で運ばれたことになる。
救助出動は計85件(12件減)で、昨年より4人少ない92人を救助した。